保田隆明

慶應義塾大学総合政策学部教授。1974年兵庫県生まれ。リーマンブラザーズ証券、UBS証券で投資銀行業務に従事した後に、SNS運営会社を起業。同社売却後、ベンチャーキャピタル、金融庁金融研究センター、神戸大学大学院経営学研究科教授等を経て、2022年4月から現職。主な著書に『コーポレートファイナンス 戦略と実践』(ダイヤモンド社)、『地域経営のための「新」ファイナンス』(中央経済社)等。専門はコーポレートファイナンスとソーシャルファイナンス。2019年8月より2021年3月までスタンフォード大学客員研究員としてアメリカシリコンバレーに滞在し、ESGを通じた企業変革について研究。上場企業の社外取締役も兼任。博士(商学)早稲田大学。

第3回
集計屋さんの延長線上では、ベンチャーのCFOは務まらない
田中慎一,保田隆明
社長やCEO、CFOになるまでの人は、実際にどのように会計やファイナンスを使っているのか、あるいは勉強をしてきたのかは意外と知られていないものです。この連載では一般社員がなかなか知ることのない、経営者と会計&ファイナンスの関係性に迫ります。
集計屋さんの延長線上では、ベンチャーのCFOは務まらない
第9回
「この雰囲気カッコイイ! ここで働きたい!」が、内定の決め手!?
保田隆明
見た映画、読んだ本、会った人に感化されて何かの行動を取ることは誰にでもある。時にはそれが人生を大きく左右するような大決断にもつながる。もちろん、転職や就活も含まれる。
「この雰囲気カッコイイ! ここで働きたい!」が、内定の決め手!?
第8回
「内定って、東大・早慶だけのもの?」――地方学生に刷り込まれている“東京格差”という迷信
保田隆明
そもそも学生に限らず、日本では地方対首都圏での対立軸でものごとが語られることが多い。そして、地方の人たち(学生を含む)は「東京はスゴイ」という色眼鏡をかけさせられている可能性が高い。
「内定って、東大・早慶だけのもの?」――地方学生に刷り込まれている“東京格差”という迷信
第7回
「先輩は『いいんじゃない』と言ってくれました」学生たちが仕上げる“残念なES(エントリーシート)”
保田隆明
学生が仕上げてきたES、エントリーシート。ざっと目を通すと、記入スペースの小さなある質問項目のところで目が止まった。「専攻内容を教えて下さい」。一見、スルーしてしまいがちな小さなスペースだが、黙っていられずケチをつけてしまった。
「先輩は『いいんじゃない』と言ってくれました」学生たちが仕上げる“残念なES(エントリーシート)”
第6回
「でも、動いていないと不安なんですよ!」
保田隆明
1月にもなると、学生は一応、通り一辺倒な自己分析とやらは行っている。しかし、大体は薄っぺらなものだ。学生自身もうすうすとそれが分かっているものの、それ以上はどうしようもないので、セミナーやら面接やらで自分を忙殺することに一生懸命になる。
「でも、動いていないと不安なんですよ!」
第5回
「『組織をまとめる力』より『調整力が強み』のほうがしっくりくるんですよねぇ~」
保田隆明
どの会社のエントリーシートでも「大学時代で打ち込んだこと」「その中で成し遂げたこと」を書いてくださいと指示されていると、学生は「就活は“スペック”採用」なんだと思い込んでしまう。これは学生にとって悲劇に他ならない。
「『組織をまとめる力』より『調整力が強み』のほうがしっくりくるんですよねぇ~」
第4回
「『何が分からない』かも、分からなくなりました…」
保田隆明
「分からない」と「分かろうとしない」は大いに違う。多くの学生は分かろうとしない。しかし今回取り上げるポワンちゃんは分かろうとして分からなかったのだ。それでも、授業で「分からない」と発言することは勇気がいる。それはビジネスの場でも同じだ。
「『何が分からない』かも、分からなくなりました…」
第3回
「見た目はチャライのに、実はデキるってのがカッコイイじゃないですか!」
保田隆明
学生生活で、群れずに何かをしようとすると、「なんだか真面目にやっちゃっているね」という目で見られる。この真面目に見られてしまうというのは学生には居心地が悪い。見出しの「見た目チャライのに」発言は、実際に研究室にやってきたチャラ男くんが発したものである。
「見た目はチャライのに、実はデキるってのがカッコイイじゃないですか!」
第2回
「初対面が苦手なので、経理を志望したいです!」
保田隆明
リアルな就活の現場のひとコマを、北海道のとある国立大学からお伝えする短期連載。今回は、初対面の人と話すのが苦手だから、経理を志望しているという学生の話をしたい。可能性の大きさを楽しむ度量が、最近は失われているようだ。
「初対面が苦手なので、経理を志望したいです!」
第1回
「先生、明日1次面接なんです!」
保田隆明
北海道のとある国立大学で教鞭を執る著者のもとに、毎日やってくる大学3年生の学生たち。就活、恋愛、人生……。不安を抱えながらも、どこかのどかで牧歌的。そんな彼らは、本当に「ゆとり」なのか? リアルな現場の一コマを毎週リポートする。
「先生、明日1次面接なんです!」
第46回(最終回)
35歳のキャリアチェンジ
保田隆明
3月で大学院を修了すると同時に、4月からある国立大学の大学院の教員に赴任することとなった。それは研究の中には、実務で転用可能なものが多く、一方でそれらを実務界に伝達する存在が多くはないことを知ったからだ。
35歳のキャリアチェンジ
第45回
デフレ時代の外食産業は本当に値段の安さが重要なのか
保田隆明
デフレ進行中ということで、外食や小売り、アパレルなどにおいては「こんなに安い店が人気」という語られ方をすることが多い。しかし、デフレ時代においても、勝てる外食産業の方程式は決して値段だけではない。
デフレ時代の外食産業は本当に値段の安さが重要なのか
第44回
オリンピックで考える企業のCSR活動
保田隆明
オリンピックを見ていると、選手が様々な企業に所属していることが分かる。ただ、メダルを獲得できる選手は一握りで、選手を抱えることの投資効果は、ほとんど見合わない。それでも企業が選手を雇用するのはなぜだろうか。
オリンピックで考える企業のCSR活動
第43回
キリン・サントリー経営統合破談業界、投資家それぞれの損得
保田隆明
今回の経営統合破談は、両社の統合比率で合意できなかったことが原因とされている。その背景には、日本式である統合決定後に統合比率や買収金額などの中身を調整手法があり、これがリスクになったとも考えられる。
キリン・サントリー経営統合破談業界、投資家それぞれの損得
第42回
新しい増資手段「ライツイシュー」に投資家が注意すべきポイント
保田隆明
国内各証券取引所の上場規定が改正され、「ライツイシュー」が解禁された。この「ライツイシュー」、一部メディアが新株予約権を無償で「もらえる」と表現しているため、得をしそうな錯覚に陥るが、全く得はしない。
新しい増資手段「ライツイシュー」に投資家が注意すべきポイント
第41回
真冬に札幌でアイスキャンディを売る?ガリガリ君に学ぶ売れない時代の販売術
保田隆明
「1本60円のアイスキャンディで、電車のラッピング広告やテレビCMを打って利益は出ているのだろうか」と余計な心配をしてしまう商品、ガリガリ君。しかし実はこのマーケティング戦略こそ、とても優れたものだった。
真冬に札幌でアイスキャンディを売る?ガリガリ君に学ぶ売れない時代の販売術
第40回
三菱自動車の再生劇に見るグループ企業結集のシナジー効果
保田隆明
2005年グループ連合の支援を受け再生した三菱自動車。今度はプジョーが出資交渉中と報道されている。しかしこの10年、日本企業には三菱のようにグループ結集でシナジーを生み出すという視点が抜け落ちているように感じる。
三菱自動車の再生劇に見るグループ企業結集のシナジー効果
第39回
相次ぐ公募増資は景気二番底の前ぶれか?
保田隆明
つい1年~半年ほど前は日本市場で歓迎されていた公募増資だが、景気が相対的に持ち直した今、批判が集まっている。しかし、今回の増資に関しても、いつも通り批判の対象とすべきではないのではないだろうか。
相次ぐ公募増資は景気二番底の前ぶれか?
第38回
コーポレートファイナンスはどこへ向かうのか
保田隆明
「我々は誰のためにコーポレートファイナンスを学び、誰のために最適と思われるコーポレートファイナンスを実践するのか?」今回のコラムでは、この質問に対する答えを整理してみたい。
コーポレートファイナンスはどこへ向かうのか
第37回
投信商品の基準価格の不思議
保田隆明
日本には3000ほどの投信商品が存在する。ある程度の商品数に絞ったほうが投資家にとっても、運用側にとってもいいと思うのだが、商品提供側がひたすら新商品を提供し続けた結果、商品数が膨大になってしまった。
投信商品の基準価格の不思議
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養