
高田勝巳
第8回
日本のマスコミでは、問題の本質を冷静に追求する意見もあるなかで、面白おかしく中国食品の恐怖を煽る劇場型報道も見られました。そこで日本ではなかなか伝えてくれない、中国人の意見をご紹介したいと思います。

第7回
90年代から2000年代に入り、中国が安定的に発展し、人々の生活が実際に豊かになってくるにしたがって、少しずつ人の心も安定し、刹那主義的な傾向が減退しつつあるのが現在の姿ではないでしょうか。

第6回
中国の発展にとって諸刃の剣となっているのが、共産党の一党独裁です。官僚の腐敗、社会の調整弁機能の弱さそして一党独裁と市場経済とが結びついた経済の歪みがあります。

第5回
中国を見るうえでも、中国と米国との関係も重要なポイントです。米中経済同盟により、経済上のもたれあい関係が続く中、もし中国経済が崩壊したら、最も大きな影響を受けるのは米国かもしれません。

第4回
日本の方が中国にきて、最初に感じるのはその活気だと思います。それもそのはずで、中国、中国人にとっては、ある意味、360年ぶりの大きなチャンスの時期にあるわけです。

第3回
ビジネスの世界でも中国人に騙されたという話をよく聞く。日本人は日本人対中国人の構造で捉えがちだが、実は中国人も中国人に騙されている。中国人の感覚には騙される奴も悪いという意識がある。

第2回
中国で生活していて、日本における中国関連の報道、日本社会の反応を見ていて違和感を感じることが多々あります。比較的最近の例をいえば2年前の上海での反日デモ、直近では食品安全の問題です。

第1回
この15年、日本企業にとっての中国ビジネスは、年々深まり、拡大していった。にもかかわらず、日中間のいろいろな側面をみていると、まだいろいろなすれ違いが感じられるのも確かである。
