
小川真人
第5回
ある製パンメーカーの菓子パンに、カッターナイフの刃が混入された。犯行声明も要求もない「愉快犯」。犯行は毎日続くが、一向に犯人は逮捕されない。企業広報マンは、ついに日本では前例のない手段に打って出た。

第4回
食品の原材料由来(日本で最も多い異物混入)事故がテーマ。事実を公表するかどうかで葛藤する役員会、隠蔽を企てる原材料納品業者との闘い、さらに誤報道への対応を描く。いずれも現実に発生した複数の事件が基になっている。

第3回
個人情報が大量に流出した。反社会勢力からこれをネタに脅迫を受けるB社。初動判断の遅れから、防戦一方に回る。さて、このようなケースではどのような危機管理をすべきなのだろうか。

第2回
不正による損害は、時間の経過とともに急拡大する。それゆえに、不正の早期発見が何よりも大切だ。早期発見に向けて、不正通報メールが届いたときの対処法を伝授する。

第1回
最近、海外において報道関係者が続けて亡くなった。一方、アイスランドの火山噴火で空の足が麻痺するなど、海外で発生するリスクが身近になった。そこで連載第1回目は、具体的事例を紹介しつつ、海外リスクへの対処法を解説する。
