2011.12.2
大王製紙事件の“教訓”こうやってオーナー経営者の暴走を防げ「お金」と「人事権」を切り離す方法―ACEコンサルティング代表 小川真人
大王製紙の巨額融資事件。調査報告書は、制度や仕組みは整っていたものの、オーナーの権利濫用を防ぐルールが整備されていなかったと指摘している。では、具体的に「誰がどのようにして猫に鈴をつけるのか」。その仕組みとルールを考えてみよう。
ACEコンサルティング株式会社 代表
2011.12.2
大王製紙の巨額融資事件。調査報告書は、制度や仕組みは整っていたものの、オーナーの権利濫用を防ぐルールが整備されていなかったと指摘している。では、具体的に「誰がどのようにして猫に鈴をつけるのか」。その仕組みとルールを考えてみよう。
2011.4.22
福島原発事故への政府や東京電力の対応に、不信感が募っている。彼らの対応は本当に「不誠実」なのか? 小川真人・ACEコンサルティング代表が、震災を機に組織が考えるべき「誠実性」と「社会的責任」について提言する。
2011.4.6
ある金融会社で不正融資疑惑が持ち上がった。最初の疑惑社員はインタビューのプロが自白に追い込んだが、その後の社内調査は壁にぶち当たった。それはなぜか。社内調査におけるインタビューの要点を示す。
2011.3.23
東北関東大震災によって、世界で一番安全であると信じていた日本に、悲惨な現実が突き付けられている。危機的状況下でそれぞれの組織・個人がとった行動は、その組織・個人の真の姿を表す。いまわれわれはどう行動すべきか、そのよりどころとなる指…
2011.3.2
上場食品会社Cに勤めるAは、予想外のリストラにあった怒りをフェイスブックで書き記した。これがネット上に広がり、ブラックジャーナリストからの攻撃を受けたばかりか、労働基準監督署からの是正命令まで受け、C社は甚大な風評被害を受けるに至…
2011.2.16
ソウルにある子会社で、社員が身内と取引しているという内部通報があった。日本の本社の常識で身内との取引はご法度。しかし、調査のために子会社に乗り込んだ本社の部長は、問題社員を処罰できなかった。それはなぜか?
2011.2.2
米国に派遣された取締役のS氏は、良かれと思って妊娠しているとおぼしき女性従業員に、配置転換を申し出たところ、セクハラを受けたと訴訟を提起されてしまった。日米の雇用慣行の違いに無知だと、善意が思わぬ結末を引き起こしかねない。
2011.1.19
T商事の経理部長Yは、社長の心情を忖度し、2期連続赤字を避けるべく、粉飾決算に手を染めた。だが、経営陣はこれを経営努力の結果と誤認し、さらなる高い経営目標を掲げてしまう。Y部長はさらなる粉飾が必要なことを認識し、愕然とするハメにな…
2011.1.5
新宿のラブホテルが全焼した。ホテルのオーナー一族は不審な男女の存在を証言した。損害保険会社の「特殊捜査班」のメンバーたちは、その証言の矛盾を丹念につきながら、火災偽装の事実を突き止めていく。
2010.12.15
輸入商社H物産は折からの円高を受けて業績好調だったが、余裕資金の運用に頭を悩ませていた。そこへ証券会社が一見、安全で高利回りの債券を持ってきた。話に乗ったH物産だったが、その後、予想をはるかに超える円高が起こって……。
2010.12.1
水面下で創業家一族と現経営陣の対立が続く老舗企業。外資系ファンドが創業家一族に近づき巧妙な買収作戦を展開する。創業家一族でもある経営企画部長が、彼らの意図を見抜き、最終局面で起死回生の一打を放った。
2010.11.24
不動産会社A社に捜査当局から、取引先のH社が反社会的勢力である可能性が高いという情報がもたらされた。自社は不法行為には関連していないと判断したA社は成り行きを静観。それが社会的指弾を浴びるという事態を招いてしまった。
2010.11.10
太平洋上に発生した小さな台風が、巨大台風に成長し、日本本土に上陸した。某損害保険会社は早い段階から台風をウォッチし、事前、事後の危機対応策を実施。その対応によって、他社に大きな差をつけた。
2010.10.27
不正取引の追及を受けているA社の副社長は、当局との情報格差に唖然とした。内部調査の報告と違い、組織的関与をうかがわせる証拠を突きつけれたからだ。この情報格差は一体どこから生れたのか。
2010.10.13
ある金融機関から取引先の詳細な情報と、行員の個人情報が流出した。Winny上で閲覧可能となったら、その情報はもはや消去不能だ。この困難な状況を打開する秘策とは。
2010.9.29
ある大学生の葬儀に現れた男は、「実はご子息は自分の会社でアルバイトをしていた」と告げ、過分な香典を差し出し、書類への捺印を求めた。それは保険金詐欺事件の一部だったのだが、その巧みさゆえに当初、保険会社も気づかなかった。
2010.9.15
サンプル品が売られているという第1報を重要視しなかったX社。その後、サンプル品を購入した消費者からのクレームが、風評被害に発展した。在庫管理を請け負った外部業者の横流しに原因があったのだが……。
2010.9.1
「一発かましたれや!」。マンションの一室でこういう声が響いた。通販の「返品特約」を逆手に取り、反社会勢力が一斉攻撃を開始したのである。1度甘い対応を行うと、その会社は骨までしゃぶりつくされる。
2010.8.18
取引先からの1本の不可解な電話が、循環取引の予兆だった。だが、それを見落としたばかりに、取引先の倒産で大きな特別損失を計上。そこへ、証券取引等委員から電話が……。
2010.8.4
ある化学メーカーで工場の爆発事故が発生した。同社のリスク管理担当役員は、正式の危機管理対策本部のほかに裏対策本部があるという噂を耳にする。果たして真実はどこに。
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