2014.2.18 サプライチェーンに差をつけるデータサイエンス データサイエンスの身近な例として、小売店舗における商品補充の自動化が挙げられる。チェーン店などの多数の店舗で、多種多様な商品を極力品切れさせずに揃えられるようにするうえで、データサイエンスが活用されている。サプライチェーン上の膨大…
2014.2.4 レコメンドエンジンの全体像――ビジネスに使えるデータサイエンス 顧客情報、行動履歴から、一人一人に対して最適な商品をおすすめ(レコメンド)するサービスは、ECサイトでのクロスセル、アップセル、メールマガジン中の商品広告、キャンペーン情報送信対象の選定、クーポンによる実店舗への誘導、ニュースサイト…
2013.12.24 アナリティクスを武器にする・その2 アナリティクスを企業のビジネス力に直結させるには、チームで取り組み、大きく6つのステップに分かれる工程をシームレスにつなぐことが必要。アナリティクスが定着しないのは、このうちのいくつかのステップでスキルが不足し、プロセスの全体がシ…
2013.12.10 アナリティクスを武器にする・その1 古くから使われてきた統計学が、近年の情報処理技術の著しい成長と大規模データの広がりにより、企業に優位性をもたらす要因となりつつある。これから数回にわたって、著者らがてがける事例から、現在のビジネスではどういったアナリティクスサービ…
2013.10.29 データサイエンスで見落とされがちな2つの側面 データサイエンスにおいて見落とされがちな2つの側面がある。一つは組織戦略面であり、もう一つが運用面で、最適化が最終消費者の目線で、社会的に良いことのために設計されているか否かということ。金や時間をかけても自己満足な結果に終始してい…
2013.2.18 「W型」要素を持ち合わせたデータサイエンティストの育成には、大胆な人事戦略・組織設計が必要だ いよいよ本格的なデータサイエンス時代の幕開けを実感している。筆者が登壇したあるセミナーでの参加者の反応は、企業内で分析を担う組織・運用設計をどう実現するか、というものが多い。しかしその前提となるデータサイエンティストに求められる資…
2013.1.7 アナリティクスは課題認識から。課題なきところに向上余地なし 筆者はニューヨーク市政府で、医療の情報化と予防的診療のアナリティクスに取り組んできた。アメリカでも医療費の問題は根が深いが、課題認識と情報化の施策が整合し、アナリティクスで医療の質を向上させるという意識が強い。一方、日本の医療情報…
2012.11.27 アナリティクスはアートでありサイエンスである アナリティクスは統計学、情報工学、制御工学、パターン認識、機械学習、並列処理技術等の複合分野からなる数理モデルを用いたサイエンスである。と同時に、データのばらつき、傾向を視覚によって理解し適切な対応モデルを選択する、といったことも…
2012.8.27 現場の状況に即した打ち手を返すためのアナリティクスとは アナリティクスは金科玉条の如く振りかざすものではない。コンパスのように客観的、科学的なアプローチのよりどころとして使うべきである。ビジネスと公共領域では、適用される考え方も違うし、状況に応じて分析アプローチも変わってくる。
2012.8.6 【新連載】アナリティクスとの出会い――知る力、予見の力がもたらす新たな世界 筆者がアナリティクスという言葉を初めて耳にしたのは、2006年当時、所属していた米国政府の二人の上司からであった。現在はオバマ政権で公共医療政策の要職に就く二人は、「強い意思を持つものが、ITを武器として使うことで、アメリカを、そして世…