樋口直哉

小説家・料理人
1981年生まれ。服部栄養専門学校卒。料理人として活動する傍ら、2005年、『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。ほかの作品に『月とアルマジロ』(講談社)、『大人ドロップ』(小学館)、『星空の下のひなた。』(光文社)、『ヒマワリのキス』(徳間書店)、『アクアノートとクラゲの涙』(メディアファクトリー)がある。
第7回
西洋の歯ブラシの伝播、安価な中国製品の台頭…なぜ「楊枝職人」は2度の危機を乗り越えられたのか
樋口直哉
千葉県君津市久留里の城下町では、江戸時代から武士の内職として、楊枝作りが行われていた。ここでつくられているのは〈雨城楊枝〉と命名された高級楊枝だ。しかしこの雨城楊枝、今日に至るまでに2度の大きな危機に襲われていた。
西洋の歯ブラシの伝播、安価な中国製品の台頭…なぜ「楊枝職人」は2度の危機を乗り越えられたのか
第6回
永く使える国産の刷毛・ブラシは高いか、安いか日本の遺産を支える「ブラシ」職人のこだわり
樋口直哉
上野駅から合羽橋道具街へとのびる浅草通りを歩き、稲荷町の駅を抜けたあたりにある『宮川刷毛ブラシ製作所』には様々な種類の刷毛とブラシが並ぶ。普段はあまり存在感のない刷毛だが、じつは伝統的な日本の美を支える重要な要素である。
永く使える国産の刷毛・ブラシは高いか、安いか日本の遺産を支える「ブラシ」職人のこだわり
第5回
時代を越えて再び“輸出産業”へ100年生き残る「硝子メーカー」のしたたかさ
樋口直哉
戦後、ガラス産業は東京の一大産業となり、数多くのガラス製品が輸出され、神武景気を支えた。その後、輸出は減少し、海外から安価な製品が輸入されるようになったが、今再び海外から評価され、製品を輸出するガラスメーカーが東京にある。
時代を越えて再び“輸出産業”へ100年生き残る「硝子メーカー」のしたたかさ
第4回
『巨人・大鵬・卵焼き』の時代から卵焼きだけがずっと愛されてきた理由
樋口直哉
『巨人・大鵬・卵焼き』の時代には〈幸せな暮らし〉という言葉のイメージに、ある程度の普遍性があったように思える。時が過ぎて、巨人人気のピークは過ぎ去り、大鵬さんは先ほど亡くなった。それでも人気を保ち続けているのが「卵焼き」だ。
『巨人・大鵬・卵焼き』の時代から卵焼きだけがずっと愛されてきた理由
第3回
外国人が嫌う“黒い紙”とは何が違うか品評会優勝の若き海苔師がつくる極上の「海苔」
樋口直哉
寿司が世界に広まって久しいが、そんななかにあっていまいちブームに乗りきれなかった存在が「海苔」である。外国人には黒い紙とも揶揄されることも多いが、宮城県東松島市で、パリパリしているのに口に入れると消えてしまう極上の海苔を見つけた。
外国人が嫌う“黒い紙”とは何が違うか品評会優勝の若き海苔師がつくる極上の「海苔」
第2回
子どもの学費を稼ぐために元広告マンが脱サラ!?不況に強い「麩」職人の知られざる秘密
樋口直哉
麩というのは実に地味な存在だ。しかし、そんなイメージを払拭するような「すごい麩」が西会津にある。その麩をつくる職人は、麩とは縁もゆかりもなかった元広告マン。彼がその道に進んだのは、「子どもの大学進学資金を稼ぐため」だった。
子どもの学費を稼ぐために元広告マンが脱サラ!?不況に強い「麩」職人の知られざる秘密
第1回
名脇役だけど地味で儲からない世界日本独特の道具「おろし金」職人が生き残れた理由
樋口直哉
日本料理は特徴的である、とよくいわれる。例えば「おろす」という調理法はフランス料理や中国料理にもない。そもそもおろし金という道具自体、日本にしか存在しないらしい。だからなのか、成田空港でやたらおろし金が売れたことがあったという。
名脇役だけど地味で儲からない世界日本独特の道具「おろし金」職人が生き残れた理由
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