樋口直哉

小説家・料理人
1981年生まれ。服部栄養専門学校卒。料理人として活動する傍ら、2005年、『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。ほかの作品に『月とアルマジロ』(講談社)、『大人ドロップ』(小学館)、『星空の下のひなた。』(光文社)、『ヒマワリのキス』(徳間書店)、『アクアノートとクラゲの涙』(メディアファクトリー)がある。
第4回
なぜ地方の「名産品作り」は失敗しがちなのか
樋口直哉
各地で県産品のPRが盛んだが、見向きもされずに消えていく例も多い。そんななか、今回は『とくしまブランド推進機構』(愛称:地域商社阿波ふうど)の新たな試みを紹介し、新たな名産品作りのヒントを探った。
なぜ地方の「名産品作り」は失敗しがちなのか
第48回
木桶仕込みの醤油、国内シェア1%から海外を目指す
樋口直哉
醤油は日本の食文化の根幹を支える食材だが、昔ながらの木桶で仕込んでいる醤油は現在ではなんとわずか1%、その3分の1を小豆島が占めるというから驚きだ。ヤマロク醤油は、そんな小豆島で同業者からも一目置かれる醤油蔵である。
木桶仕込みの醤油、国内シェア1%から海外を目指す
第31回
水木しげる、甘いもの好きでも“無病”のワケ
樋口直哉
『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ多くの作品を残した漫画家、水木しげるは、91歳で新連載をはじめるなど長寿者だった。水木はどんな生活を送っていたのか。食生活では胃腸が丈夫な健啖家だったという。
水木しげる、甘いもの好きでも“無病”のワケ
第47回
なぜ小豆島のオリーブオイルが世界で高評価なのか
樋口直哉
小豆島のオリーブには100年以上の歴史がある。ここ数年、小豆島産のオリーブオイルが注目されているわけは、たんに国産というだけではない。小型の搾油機の導入や品質管理の徹底によって、質がめざましく向上したからだ。
なぜ小豆島のオリーブオイルが世界で高評価なのか
第30回
なぜカルピスの生みの親は90歳でも現役でいられたか
樋口直哉
日本初の乳酸菌飲料カルピスを生み出した実業家、三島海雲は90歳を迎えてなお現役という長寿者だった。1日のうち、10時間を睡眠に、4時間を執務に、2時間を読書に割り振り、そして残る8時間を体力維持のための時間と定め、規則正しい生活を送っていた。
なぜカルピスの生みの親は90歳でも現役でいられたか
第46回
「究極のビール」は肥料すら使わない自然栽培が生んだ
樋口直哉
就業人口が200万人を割り、転換期を迎える農業には2つの方向性がある。1つは身近な野菜を出荷する優良な農業法人。もう1つはエッジの利いた高付加価値野菜を生産する小規模農家だ。そのヒントを求め、茨城県鹿嶋市『鹿嶋パラダイス』を訪ねた。
「究極のビール」は肥料すら使わない自然栽培が生んだ
第29回
1日18時間働いたという「エジソンの食事」
樋口直哉
発明王トーマス・エジソン。1日18時間働いたというエジソンだが、長寿でもあった。そんな彼は、日々の食事を「量は少ないがゆっくり、よくかんで食べ」「少しでも体調を崩した場合には、必ず食事を抜くことにしていた」という。
1日18時間働いたという「エジソンの食事」
第45回
海外で高評価、日本独自のスパイス「山椒」を守る人々
樋口直哉
山椒は高価で取引されることから〈緑のダイヤ〉とも呼ばれている。けれども、市販されている粉山椒に慣れ親しんだ人間からすると〈緑〉というイメージはないが、「山本勝之助商店」の石臼挽きの山椒を味わって、その意味がわかった。
海外で高評価、日本独自のスパイス「山椒」を守る人々
第28回
病弱だった江崎グリコ創業者が97歳まで生きた秘訣
樋口直哉
日本で売られているお菓子はおしなべて高品質である。メーカーが食べる人の健康にまで配慮していることもわが国ならでは。例えばポッキーやプリッツなどで知られる江崎グリコの企業理念は「おいしさと健康」。創業者、江崎利一の精神が今も生きている。
病弱だった江崎グリコ創業者が97歳まで生きた秘訣
第44回
日本人が意外と知らない「かつお節」に海外が熱視線
樋口直哉
焼津港はかつおの水揚げ量、日本一。焼津にあるかつお節屋、新丸正は製造から商品化まで一貫して行っている珍しいメーカーだ。テレビ番組でも紹介された「かつお節ポテトチップス」などユニークな商品も手がけ、海外にも出展している。
日本人が意外と知らない「かつお節」に海外が熱視線
第27回
ドイツ人妻を亡くした音楽評論家を救ったバッハとソーセージ
樋口直哉
東京・日本橋で生まれ、幼い頃から西洋音楽に親しんで育った音楽評論家の吉田秀和。彼は午前6時起床、朝食は毎日3分半ゆでた半熟卵に紅茶、ドイツパン、コーンフレーク、ヨーグルト。このメニューは、先立たれたドイツ人だった妻バーバラの影響だった。
ドイツ人妻を亡くした音楽評論家を救ったバッハとソーセージ
第43回
「胃もたれしない菜種油」は他の油と何が違うのか
樋口直哉
日本で素性の確かな、しかも日常的に使えるサラダ油となると選択肢は限られてくる。というかほとんどないと言っていい。数少ない選択肢の一つが熊谷の米澤製油が製造している『なたねサラダ油』である。
「胃もたれしない菜種油」は他の油と何が違うのか
第26回
腸が健康になってこそ、人は健康になれる
樋口直哉
腸内の環境を整えることが健康に寄与する。この事実は、人々にとって大きな発見だったわけだが、それよりずっと昔「健腸長寿」を提唱した学者が日本にいた。代田稔、ヤクルトの創始者である。
腸が健康になってこそ、人は健康になれる
第42回
「雪平鍋」がプロの料理人に熱愛される理由
樋口直哉
和食で出汁を引く、青菜を茹でる、煮る、炊く、といった調理をするのに欠かせない道具が雪平鍋だ。お馴染みのアルミの雪平鍋が世の中に広まるのは昭和20年代中頃。しかし、最近は鍋の種類も増えたこともあり、以前ほどの存在感はない。
「雪平鍋」がプロの料理人に熱愛される理由
第25回
料理記者・岸朝子は1日1500キロカロリーで長生き
樋口直哉
人気番組『料理の鉄人』に出演し「おいしゅうございます」の言葉で人気を集めた岸朝子が料理記者の道に進んだのは32歳のことだった。91歳という長寿だったが、酒をたしなみ、喫煙者でもあった彼女が長生きした理由はなにか。
料理記者・岸朝子は1日1500キロカロリーで長生き
第41回
JAS法まで変えた「松田のマヨネーズ」の存在感
樋口直哉
マヨラーという言葉が『現代用語の基礎知識』に掲載されたのは1998年のこと。現在、マヨネーズは日本人の食卓に完全に定着している。なかでも自然な味を求める人たちが選ぶマヨネーズといえば、やはり『松田のマヨネーズ』だ。
JAS法まで変えた「松田のマヨネーズ」の存在感
第24回
サツマイモが好物だった昭和天皇に学ぶ長寿の食卓
樋口直哉
歴代天皇のなかで最も最も在位期間が長く、最も長生きした昭和天皇の人物像が少し垣間見える資料がある。それが『昭和天皇 日々の食』だ。天皇の食事のすべてを預かる宮内庁大膳課に勤めていた著者が、昭和天皇の日々の食事についてまとめたている。
サツマイモが好物だった昭和天皇に学ぶ長寿の食卓
第40回
高くても売れる「こんにゃく」の圧倒的な競争力
樋口直哉
群馬県はこんにゃく芋の栽培が盛んな土地で、全国の約9割を占める栽培面積を誇る。そんななかで、有機栽培のこんにゃく芋を使った手作りのこんにゃくが人気の企業がある。高くても売れるこんにゃくは、一体何が違うのか。
高くても売れる「こんにゃく」の圧倒的な競争力
第23回
「一日三合の牛乳を飲むこと」をモットーに104歳まで生きた女性
樋口直哉
加藤シヅエは日本を代表する女性解放運動家、政治家である。治時代に生まれ、大正、昭和、平成と生き、2001年、満104歳で亡くなった長寿者だ。牛乳を飲む習慣を大事にしていて、「一日三合の牛乳を飲むこと」をモットーにしていたという。
「一日三合の牛乳を飲むこと」をモットーに104歳まで生きた女性
第39回
一流シェフが絶賛する日本産のイタリア野菜
樋口直哉
山形県河北町。県の中央に位置し、特産品は紅花とスリッパ、名物はB級グルメ『冷たい肉そば』というイタリア料理とは縁のなさそうな町だ。その証拠に町にはイタリア料理店が一軒もない。しかし、そんな町が今、イタリア野菜で活気づいている。
一流シェフが絶賛する日本産のイタリア野菜
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