中神康議

(なかがみ・やすのり)

慶応義塾大学経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営学修士(MBA)。大学卒業直後から経営コンサルティング業界に入る。アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)、コーポレイトディレクション(CDI)のパートナーとして、20年弱にわたり幅広い業種の経営コンサルティングに取り組む。クライアントとともに優れた戦略を立案・実行することで企業価値が大きく向上し、結果として株価が上昇することを数多く経験。「働く株主(R)」のコンセプトを考案し、2005年に投資助言会社を設立。投資先企業の経営者と一緒になって企業価値向上のために汗をかくというスタイルで圧倒的な投資パフォーマンスを生む。2013年にみさき投資を設立し、現職。みさき投資はそのユニークな投資スタイルと圧倒的な投資パフォーマンスによって、米国ハーバード・ビジネス・スクールの教材にもなっている。

ウォール・ストリート・ジャーナル、フィナンシャル・タイムズ、ブルームバーグ、ロイターほかメディア出演多数。著書に『投資される経営 売買される経営』、共著に『ROE最貧国 日本を変える』『経済学は何をすべきか』(すべて日経BP)がある。独立行政法人経済産業研究所 コンサルティングフェロー、日本取締役協会 独立取締役委員会委員長。

第5回
オムロンはなぜ、営業利益60億円の車載部品事業を手放したのか
中神康議
2019年10月31日をもって、オムロンが営んでいた車載部品事業が日本電産に譲渡されました。譲渡金額は約1000億円です。山田CEOはなぜ断腸の思いをしてまで、事業を売却するという、大きなリスクを伴う決断をしたのでしょうか。
オムロンはなぜ、営業利益60億円の車載部品事業を手放したのか
第4回
日本企業のリスクテイク水準は先進国最底レベル
中神康議
早稲田大学大学院の蟻川靖浩准教授らの研究を紐解いていくと、日本企業は、(1)世界各国企業と比べてそもそもリスクテイク水準が極めて低い、そして(2)取ったリスクに見合うリターンも上げられていないという研究成果に出会います。
日本企業のリスクテイク水準は先進国最底レベル
第3回
「差別化」なるものはなんの利益も保証しない
中神康議
「障壁」についてはさまざまな学者が優れた研究結果を示しています。米国コロンビア大学のMBAプログラムで80%の学生が選択したという伝説の人気講義を持っていたブルース・グリーンウォルド教授によれば、世の中で優位性の要素とされている「差別化」なるものは、なんの持続的な利益も保証しないと主張されています。
「差別化」なるものはなんの利益も保証しない
第2回
業界の素人なはずのコンサルタントはなぜ的確な戦略が立てられるのか?
中神康議
戦略コンサルタントという職業は、クライアントの儲けをどうやって増やすかを考える職業ですから、星の数ほどある事業を「儲けの出方」で分類できるということは、誠に都合が良いのです。業界素人でなければならない戦略コンサルタントが、なぜ高額のフィーをもらえるのかという秘密が、このフレームワークから垣間見えてきます。
業界の素人なはずのコンサルタントはなぜ的確な戦略が立てられるのか?
第1回
「株価は企業価値とは関係がない」と考える経営者が間違っている理由
中神康議
株価は短期的にはその時々の「人気」のようなものに左右されます。しかし時間軸を長くとってみると、株価は見事に経営の「実力」に連動しているのです。
「株価は企業価値とは関係がない」と考える経営者が間違っている理由
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