ふるまいよしこ
公務員が続々と辞職している香港。さらに7月中旬、わずか10日ほどの間に区議会議員200人以上が辞職するという事態が起きた。辞職しているのは、香港の自治と市民の自由を求める民主派の議員たちだ。香港でいま何が起きているのか。

今年3月、中国の全人代常務委員会が「愛国者による香港統治」決定案を全会一致で承認したことを受けて、この秋から香港では新制度に基づく選挙が行われる。もともと複雑な香港の選挙制度がますます複雑になる見込みだが、この変更に隠された香港政府の意図とは何か。

2019年に香港で大規模な抗議活動が起きてから2年がたった。デモがニュースになることはなくなったが、香港の“中国化”は今も静かに進んでいる。中国政府は香港の統制を進めており、香港独自の自由は徐々に失われつつある。6月24日、香港の大衆紙「アップル・デイリー」が最終号を発行し、その歴史に幕を閉じた。(フリーランスライター ふるまいよしこ)

2019年、香港で市民vs警察が対立し、激しいデモが起きた様子は世界中に衝撃を与えた。あれから2年、“中国化”が静かに進む香港では、かつての宗主国・英国が手を差し伸べたことにより移民ブームが起こり、さらに過去最大人数の公務員が辞職し、香港を離れているという。香港で今、何が起こっているのか。
