ふるまいよしこ
Netflix版「三体」の衝撃シーンが中国でも話題沸騰!軍メディアまでが「魔改造」と痛烈批判
3月下旬に配信が始まった、Netflix版「三体」。中国ではNetflixは見られないはずなのだが、たくさんの人たちが何らかの方法で視聴しており、国営放送で取りあげられるほど話題になっているという。その評価は絶賛から酷評までバラバラで、人気作品の世界デビューに揺れる中国人の心を示すかのようだ。

「香港は終わった」フィナンシャル・タイムズのコラムに香港政界が震撼した切ない事情
英「フィナンシャル・タイムズ」に香港をよく知るコラムニストが寄稿した「香港は終わった」というタイトルのコラムで、香港社会が震撼している。さらに中国からも、かつて「世界の金融センター」と呼ばれていた香港を「遺跡」と揶揄(やゆ)する声が出現している。本当に香港はもう「終わった」のか、「遺跡」になったのか。

「SF界のノーベル賞」に中国政府が介入?中国主催で起きた“史上最悪のスキャンダル”とは
大ヒットした『三体』をきっかけに、この10年で急激に世界的に存在感を増した中国SF。2023年10月には、「SF界のノーベル賞」と言われるヒューゴー賞の授章式を含む世界SF大会が四川省で開かれた。しかしそこで同賞史上最悪なスキャンダルが起きたのだ。SFファンたちが「中国政府の介入だ」と激怒した事態とは?

「カネ返せ!」メッシの試合欠場に中国人が大激怒、でも香港人は薄ら笑いのワケ
米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミが香港を訪れ、香港選抜チームと親善試合を行った。チケットは高額で売買され、香港はもちろん中国からもたくさんのサッカーファンを呼び込んだが、同チームの大スターであるアルゼンチン代表リオネル・メッシ選手&ウルグアイ代表のルイス・スアレス選手は欠場した。観客席から「カネ返せ」の怒号が飛び出し、香港政府は大慌て。怒る中国人ファンの一方で、香港人からは冷ややかな笑いが……。

マイナス22度の極寒山中で17歳を発見~中国人留学生を狙う「サイバー誘拐」っていったい何?
昨今、中国人留学生を狙う「サイバー誘拐」という犯罪が増えている。しかし電脳空間(サイバー)上で、生身の人間を誘拐するとはどういうことなのか? 調べてみると、日本人にはおなじみの“ある犯罪”の亜種であること、狙われる中国人留学生にはある共通点があることが判明した。それは…。

誰が“民主の女神”周庭さんを「逃がした」のか?香港市民をかき乱す前代未聞の謎の数々
2019~20年の香港大規模デモなどで、香港の民主化を訴えて活動してきた周庭さん(27)。20年に逮捕され、懲役10カ月の実刑を受けていたが、21年6月に釈放された後、長い沈黙に入っていた。しかし先日、久しぶりに姿を現し、SNSやメディアの取材で事実上亡命することを明らかにした。沈黙の間、彼女に何が起きていたのか。何より、誰が彼女をカナダに「逃がした」のか?――出国までの彼女の足取りをきっかけに、当局の法律運用に対する疑念が吹き出している。

中国ロックダウンで大注目!「都会の必需品」がコロナ後に爆発的売れ行き
日本に比べると、コーヒーを飲む人が少ない中国。しかし大都市を中心にコーヒー人気が高まっており、テイクアウトやデリバリーに対応するチェーンが勢力を拡大、「白酒入りカフェラテ」のような、中国ならではの面白いコーヒーも登場してきている。王者スターバックスを追うのは、ラッキンコーヒーを筆頭とする中国発の新興コーヒーチェーンだ。コロナ禍が明けて盛り上がる、中国コーヒー事情を解説する。

「李克強前首相の急死」報道に警戒態勢が敷かれる理由、中国政府が恐れることとは?
10月27日、中国の李克強前総理が亡くなった。今年の3月まで中国政治のトップで活躍していた大物の突然の死に、中国国内もザワついている。自宅から遠い上海のプールで倒れたこともあり、まことしやかに毒殺説がささやかれているほどだ。政治のトップにいた10年間、李克強は何をしたのか。そして彼の死は中国の人たちにどのような意味をもたらしたのか?

中国人客が大型連休にこっそり日本観光 「二枚舌生活」「見えない旅」の理由とは?
日本には春にゴールデンウイークがあるが、中国には9月末から10月頭にかけて「黄金週」がある。行動制限が解けた大型連休となれば、旅行に行きたいと思うのは当然。しかし今年の黄金週は、コロナ前のそれとは大分様子が違ったという。なぜか日本メディアを非難し始めた「環球時報」や「北京日報」、そして日本にやってきた中国人観光客の「見えない旅」とは……。

アリババがCEO交代、その意図は?「古参の逆襲」「新時代」が読み解く鍵
9月10日、中国のEC最大手・アリババグループのCEOが「中国最強のプロ経営者」とも言われた張勇(ダニエル・チャン)氏から呉泳銘(エディー・ウー)氏に代わった。張氏は、アリババ創業者である馬雲(ジャック・マー)氏に代わり、コロナ禍の苦しい局面で同グループを指揮してきただけでなく、タオバオや天猫のEC事業を大きく育てた人物でもある。このトップ人事にはどのような意図があるのだろうか?

香港の観光客が激減…渾身のキャンペーンが「夜のお葬式」になってしまった悲しい理由
世界中から観光客が訪れ、昼も夜も賑わうエネルギッシュな観光都市、香港。コロナ禍も落ち着き、いよいよ観光に本腰を入れよう、眠らない都市の賑わいを再び盛り上げようと、“夜の経済”を盛り上げるキャンペーンを政府主催で行うことにした香港。しかし、何かがおかしいのだ。香港のナイトライフが再び盛り上がらない、その理由とは。

中国共産党のスローガンが英国の観光名所に出現し批判殺到→憤る人が見過ごす「隠されたメッセージ」とは?
ロンドンのストリートカルチャーで有名な観光名所、イーストエンド。ある夜、突然壁が真っ白に塗りつぶされ、そこに赤いスプレーで「富強」「民主」「文明」「和諧」「自由」「平等」「公正」「法治」「愛国」「敬業」「誠信」「友善」という漢字24文字の落書きが現れた。実行したのは、英国王立芸術大学に留学中の中国人学生。これは悪質ないたずらなのか、政治的行動なのか、それとも現代アートなのか?

中国の外相が失踪!香港TV局の才女との不倫が原因?相手の「武勇伝」と疑惑の数々とは
「消えてしまった、とうとう……」中国ウォッチャー界隈は久しぶりに「中国っぽい」話題で盛り上がっている。昨年12月に指名されたばかりの外相・秦剛が、7月25日に罷免されたのだ。彼は今年6月25日を最後に表舞台に姿を現しておらず、世界中のメディアが「秦剛はどこに?」というタイトルで記事を掲げ、ミステリーを解析しようと躍起になっていたのである。1カ月姿をくらました上に首を切られた外相・秦剛は、ある有名人と不倫していたという噂も。秦剛は不倫でクビになったのか?それとも……。

日本以上に少子高齢化が急速に進んでいる中国では、今、就職できない大卒の若者があふれ、大学院生が激増し、一方で高齢者の再雇用が進み…という事態が進行中。労働力不足のはずなのに若者が余る不思議……なぜこんな事態になっているのだろうか?

かつては中国だけでなくグローバルでスマートフォンが大人気だった、中国・ファーウェイ。米国の対中制裁の矢面に立たされてスマホ事業が急速にシュリンクした後、次の柱として注力しているのがスマートカー事業だ。今春には「ファーウェイ」の名を冠したお披露目も行われた。そこに同社創業者が「ファーウェイは、自動車造りはしない」と宣言、混乱が起きている。果たしてファーウェイは、自動車事業をやりたいのか、やりたくないのか。

3月、日本にやってきた外国人観光客は181万7500人となり、コロナ禍(2020年2月以降)最大の人数となった。その多くを占めるのが、アジア各国からの観光客だ。国別に見ると、人口が700万人余りしかいないのに、第4位となっているのが香港。この春日本にやってきた香港人たちは、どんな観光を楽しんでいたのか。日本人の筆者も舌を巻く、彼らの“楽しみ方”に迫る。

以前の記事でも触れたように、香港では昨年、現地制作のヒット映画が多数出るなど、映画業界が復興しつつある。しかし、安心してばかりもいられないようだ。すでに香港の映画検定を通り、プライベート上映も行われていた、「あのディズニーキャラクター」をベースにした映画の配給会社が、公開日直前になって上映中止の決定を下したというニュースが流れた。

2019年のデモから2020年の香港国家安全維持法制定、そして2021年には映画検定審査条例まで改定された香港。一時はその人気ジャンルの存続が危ぶまれたものの、ここに来てヒット作が続々。忌避されるはずといわれていた法廷劇までが大ヒットしている。そこに、「市民は映画を守らなければならない」という香港人著名監督の発言に注目が集まっている。香港映画は今どんな状況にあるのか?

3月に開かれる全国人民代表大会の全体会議に向けて、1月上旬に中国各地で選挙が行われ、中国共産党トップの指導者たちが選出された。習近平国家主席は今年江蘇省から出馬、満票で当選したが、江蘇省は習の出自や経歴となんの関係もない。そして前回の選挙では習は内モンゴルから当選していた。コロコロと変わるその「地元」は一体何を意味するのか?

コロナ禍で約3年国境を閉ざしていた中国。しかし人の行き来が再開するとともに、中国政府の得意な攻撃的外交「戦狼外交」もまた再開したようだ。日本と韓国に対し、差別的な入国制限措置を取っていると批判、中国もまた同等の措置を取る、と通達してきたのである。
