アレクセイ・ナワリヌイ(著)

政治活動家・ロシア民族主義者・弁護士。1976年、ロシア・モスクワ州生まれ。「プーチンが最も恐れた男」として知られる。2011年の下院選挙における不正に抗議、大規模のプーチン抗議集会を行い、一躍注目を集める。「反汚職基金」を立ち上げ、SNSを駆使して不正選挙の実態、政権中枢幹部および国営企業の腐敗と富の独占を告発し、国内外で大反響を呼ぶ。国際的評価も高く、欧州議会が人権擁護に貢献した人に贈る「サハロフ賞」、人権と民主主義のためのジュネーブ・サミット「勇気賞」(ともに2021年)、「ドレスデン平和賞」(2024年)など、多くの賞を得ている。

米国『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人(2012年)」「インターネット上で最も影響力のある25人(2017年)」に選出。2020年、ロシア国内線の航空機内で神経剤ノビチョクによる毒殺未遂に遭い、2021年1月、療養先のドイツから帰国直後に過去の経済事件を理由に逮捕、ヴラジーミル州のポクロフスカヤ刑務所に収監される。2023年、彼の活動を描いたドキュメンタリー映画『ナワリヌイ』が米国アカデミー賞・長編ドキュメンタリー賞を受賞。2024年、刑務所内で死亡。

盟友を射殺され、妻は毒を盛られた……それでも「反プーチン」闘争を続けた男に息子が放った一言に胸が熱くなる

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