札埜和男 龍谷大学文学部哲学科教授 1962年大阪府交野市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、主に国語科の担当として、中学で2年、高校で29年教鞭をとる。高校教員在職中に大阪大学にて博士を取得。2022年より龍谷大学文学部准教授となり、25年4月より龍谷大学文学部哲学科教授となる。また、日本笑い学会理事も務めている。著書に『大阪弁看板考』(葉文館出版)、『大阪弁「ほんまもん」講座』(新潮新書)、『文学模擬裁判のつくりかた』(清水書院)などがある。 なぜ大阪の税務署員は「もうかりまっか?」から入るのか?全国トップの“調査術”の極意とは 札埜和男 税務署員の訪問を歓迎する者はほぼいないだろう。嫌がる相手と仕事をしなくてはならない彼らにとって、関西弁は強い味方なのだとか。大阪国税局などで活躍した職員たちが語る、納税者との信頼を築くための大阪弁コミュニケーション術とは?そこにはビジネスにも活かせそうなヒントが、たくさん転がっていた。※本稿は、札埜和男『大阪弁の深み その独特の魅力を味わう』(PHP新書)の一部を抜粋・編集したものです。 2025年7月12日 6:00