「男の論理をぶち壊す」
小池氏を評価する女性たち

 対して、小池百合子氏に対する女性の評価はうなぎ登りである。実は、女性の中にも小池氏を好きではない、評価していない女性も数多かった。だから都知事選に勝利した時も、女性がこぞって、小池氏による女性活躍推進時代の到来を期待していたわけではない。しかし、築地市場の豊洲移転の延期、そして例の盛り土問題の情報公開と責任問題の追求。この一連の行動によって、アンチ小池百合子の女性までもファンに変えてしまっている。

 女性が女性リーダーに最も強く望むことは「男前」であることだと述べたが、そのことの意味は「男の論理をぶち壊すこと」である。男の論理による利権やしがらみによって機能不全に陥った組織や社会をぶち壊す。それが男前な女性の要件であり、姿勢だ。ご存じのように、築地市場の豊洲移転はオリンピック利権とも深く結びついている。そうした利権やしがらみ、男の論理をぶち壊す小池百合子氏は、だから女性からはカッコいい男前女子に見えるのだ。

 白紙撤回説まで飛び出している豊洲問題だが、本当に白紙撤回するとすれば、それはやはり女性にしかできないこと。そうすれば小池人気はさらに上昇するはずだ。少なくとも女性は小池都知事を支持するだろう。

 蓮舫氏が本気で女性初の総理大臣をめざすなら、男前女子として復活することが必要だ。そのためには小池百合子氏を見習って、民主党党首として「ぶち壊す」ことが重要となる。もちろん、ぶち壊すべきなのは、安倍政権や自民党でもなければ、日本の文化や安全保障でもない。女性として何をぶち壊すべきか、もう一度しっかりと考えて国民に伝える。それができれば望み通り、女性初の総理大臣の芽も見えてくるだろう。

 

 【筆者からのお知らせ】
筆者がプロデュースするウェブメディア『ガールパワー・インサイト』に、文中でも紹介した森本千賀子氏(エクゼクティブ転職コンサルタント)のインタビュー記事を掲載しました。女性活躍推進時代における女性リーダーのあり方、エグゼクティブ女子のあり方について、さらには企業で女性がリーダーとなるべき本質的な理由についても言及しています。ぜひご覧ください。

*森本氏のインタビュー記事
「女性活躍の時代、自由に生きたい女性はエグゼクティブ女子をめざせ!」
こちらから。