ボーナスは家計の良好度が
鮮明に分かるツール

 こうした人のもう一つの特徴は、「お金の使い道をしっかりと把握していないこと」があります。

 そこで、家族みんなで協力して支出記録をつけ、自分たちが何にいくら使っているのか、ムダ遣いはないのかを点検してもらいました。その結果、判明したムダをどのように削るのか、家族会議を開いて検討してもらいました。

 その上で取り組んだことは、決して難しいことではなく、スマートフォンを格安なものにしたり、食費に1週間単位で予算を設けてコントロールしたりといった一般的なことばかり。それでも、こうした取り組みによって、毎月の収入の範囲内で生活費を賄えるようになりました。

 ここまでくれば、ボーナスが生活費への補塡によって減るということは起きません。つまり、ボーナスというものは「家計の良好度」が鮮明に分かるツールなのです。

 一方、ボーナスの「使い方」においては、大まかな将来設計に応じた「計画」を立てておくといいでしょう。

 例えば、2年後には車を買い換えたい、3年後には子どもが進学する、10年後にはマイホームを持ちたい、定年までの間にさらに100万円は貯蓄したいなどの将来設計があれば、「長いローンを払うより貯蓄を優先しなくては」となり、計画的にボーナスを貯めておくことができるようになるからです。

 ボーナスは、頑張って仕事をしたことに対するご褒美。それをなんだかよく分からないうちに使い切ってしまうのは、実にもったいない話です。

 努力に対するご褒美なのですから、ムダにならないよう大切に使ってほしいものです。まとまったお金が手に入ると、つい使いたくなってしまいますが、2018年は"大増税の年"とも言われています。ボーナスをしっかり残して、しっかり自衛できる家計づくりを目指し、頑張っていきましょう。

(家計再生コンサルタント 横山光昭)