働き方の根幹を変える志麻さん
片平:「はい。昔、料理人で育児のために家にいる方、その他、手に職を持っていながら、第一線で働くことに限界を感じて家にいる女性はたくさんいると思うんです。
そんな方たちに、志麻さんの働き方は非常に新鮮に映ると思います。
働く女性にも、家事代行を頼む抵抗感が徐々に薄らいでいることはいいことです。「家事=母親の役割」という呪縛から解かれることで、家事時間の分、子どもと接する時間が増え、母親自身がイキイキして、心の余裕が生まれてくるんですから」
記者:「確かにそうですね。となると、志麻さんがやられていることは、働き方の新しい形を提示している?」
片平:「そう思います。今まで家政婦という下働き的なイメージを根底から覆しているのではないですか」
記者:「まさに」