公正証書は効力が強い!
公証役場の利用をオススメ

「公正証書」というとハードルが高いと感じるかもしれません。でも心配はいりません。公証役場に行けば、公正証書の作成にあたって揃えるべき書類などについても丁寧に教えてくれます。また、内容を更新すれば古いものは破棄されますので、気が変わっても安心です。

 公正証書は裁判官のOBや弁護士といった法律の専門家である公証人が作成する(**下記参照)ため、自筆で作成する証書と比べて非常に効力が強いのです。そのため、自分の亡き後のことを考えたら、検討するに値します。いくら、子どもたちに「こうしてくれ」と口約束をしても、日本のような法治国家において、口約束はほとんど意味をなさないのです。

 ところが、多くの親はなぜか、「自分の子どもたちは、仲よく話し合ってくれるに決まっている」と思い込んでいるようです。仲のよかった子どもたちがそうではなくなってしまう原因を、親が残していることに思いが至らないのはもったいないことです。

 自分の人生、最後の最後まで自分で決めるのは、悪いことではありません。それは、あなたの権利です。

 いつ、どこで何が起きるかわからないからこそ、若いうちから「自分の亡き後」について考えておくことをオススメします。

**費用は遺言の財産額によって決まるほか、証人を依頼すると1人あたり約6000円かかる。