QRとは「Quick Response」の略。「素早い応答」という意味そのままに、ビジネスの高速化に一役買っている。画像をクリックして「デザインQR」のサイトへ飛び、実際に試してみよう。 |
携帯をかざせば即座にウェブサイトにつながるQRコード。ネットワーク時代を加速するツールとして、雑誌やチラシなどに広く使われている。
一般的なQRコードの形は正方形、白黒二色で作られており、4つの角のうち3つの隅に「回」の字のような図案があるのが特徴的だ。実はこの「回」のような図案が読み取りソフトの位置を定め、どの角度からでも情報を正確に読み取れるようにしている。
バーコードが一方向だけに情報を持っているのに対し、二次元コードであるQRコードは、縦横2方向に情報を持つことで記録できる情報量を飛躍的に増加させた。
ただ正直なところ、無骨な印象は否めない。白黒QRコードがすべて同じように見えて、美しさが感じられないのが原因だ。人と実物(商品)をつなぐツールである以上、訴求効果を高めるためにも、もっとデザイン性にこだわるべきではないだろうか?
そんなニーズに応えて登場したのが、IT DeSign社(アイティーデザイン)が制作する「デザインQR」というQRコードだ。同社では、カラーはもちろん、絵柄にもこだわったQRコードを多数制作している。
これは、QRコードのデザインをポップなものに変えることにより、携帯をかざすひと手間を利用者に面倒に思わせない効果がある。また、パッと見たときの図案や色から、その会社の業務内容やサービス、商品のアピールポイントがわかるという、訴求効果もある。
見た目の美しさだけでなく、有害サイトへの誘導を防ぐため、セキュリティ面も向上させている。ビジネスマンが、名刺交換の際やビジネス文書のアイキャッチに使うのも面白い。
もはやQRコードは、生活を便利にするだけのものではなく、商品価値を高める重要なツールとなっているのだ。堅い内容のビジネス文書に用いるのは避けた方がよいかもしれないが、CIを踏襲した独自QRコードを作り出すのはいかがだろうか?
ビジネスの幅を広げるために、ぜひご活用いただきたい。
(筒井健二)