人を引きつける力やカリスマ性を基準にリーダー候補を長年選んできた企業の一部は、最も重要な資質の1つを見逃してきたことに気づき始めている。謙虚さだ。今はソーシャルメディアやビジネス、政治において傲慢(ごうまん)な人が得をする時代だ。だが研究者や雇用の専門家は、謙虚な人にスポットライトを当てることで、より良い結果が生まれる可能性があると指摘する。緊密なチームワークや迅速に学ぶ姿勢、優れた成績を発揮しているチームのリーダーには、謙虚さが中核的な資質として備わっていることが、過去3年間に実施された複数の調査で明らかにされている。謙虚な人は自らの弱みを認識し、向上心が高く、他者の強みを高く評価し、私欲を超えた目標に集中する傾向があるためだ。
最高の上司、必要な資質は「謙虚さ」
上司が控え目なチームは成績良好
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