
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は去年、衆議院選挙の際に「投票所設営」のアルバイトをしたときの体験についてレポートしたい。知られざる投票所づくりの裏側とは。(ライター みやーんZZ)
「投票所設営」でスキマバイト!
ドタキャン要員がいる!?
氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。参議院選挙の投票日が近付いているということで、今回は去年、衆議院選挙の投票所設営の仕事をした際の模様をご紹介します。
去年、衆議院の解散と選挙が発表された段階で「なにか選挙関連の現場にスキマバイトで潜入したい!」と思った僕。いろいろ探した結果、投票所設置作業の仕事を見つけ、エントリーしました。
投票日の前日、指定された都内のとある駅に到着すると同じ仕事に申し込んだであろう人が8人ほど、集合していました。女性は6人、男性は僕を入れて2人。その他、社員っぽい男性の方が2人ほどいて、この面々で今回の作業を行うようです。
僕が到着した後も数人やってきて、総勢10人ほどになりました。予定されていた集合時間になり、社員の方が点呼を取っていきます。するとどうやら1人、ドタキャンが出た模様。
「待機の方、いますか?」と社員さんが声をかけると2人、女性の方が手を挙げました。
実はこのような大人数を集める現場の場合、ドタキャンや急な体調不良などで欠員が出ることを見越して「待機要員」をあらかじめ何人か用意するんです。