電気自動車(EV)メーカー、米テスラが24日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、今夏に「モデル3」の生産を持続的に拡大したことで、予想外の黒字転換となった。株式非公開化を巡る失態など、迷走ぶりが目立っていたイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)だが、今回の決算で一定の信頼を取り戻した格好となった。損益は3億1150万ドル(1株1.75ドル)の利益となり、6億1940万ドル(1株3.70ドル)の赤字だった前年同期から黒字に転じた。ファクトセットがまとめた市場予想は1株0.99ドルの損失だった。調整後の1株利益は3.02ドルで、1株0.05ドルの損失を見込んでいた市場予想を上回った。売上高は前年同期の29億8000万ドルから68億2000万ドルに増加し、市場予想61億ドルを上回った。
テスラ、予想外の黒字 「モデル3」増産寄与
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