韓国サムスン電子は、来週サンフランシスコで開催するイベントで、仮想アシスタント「ビクスビー(Bixby)」を外部開発者に初めて全面的に開放する方針だ。関係筋が明らかにした。外部開発者の協力を得てビクスビーを強化することで、米アマゾン・ドット・コムの音声認識AI(人工知能)「アレクサ」、アップルの「シリ」、アルファベット傘下グーグルの「グーグルアシスタント」の3強に挑む。関係筋によると、サムスンはイベントで、音声操作でピザを注文する、タクシーを呼ぶといった機能を構築する方法を開発者に説明する見通しだ。開発中の折りたたみ式スマートフォンについても詳細を明らかにする見通しで、3つのアプリを同時に使用するといった機能を披露する方針だという。サムスンはまた、折りたたみ式スマホでコンテンツを最大限利用するための方法を巡り、アルファベット傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」や動画配信サービス大手ネットフリックスとも協議を進めているもようだ。