米フェイスブックが直面している今年の厳しい状況は従業員の士気に影響を及ぼし、心理的指標は悪化の一途をたどっている。複数の関係者の話と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認したメッセージで明らかになった。従業員2万9000人近くが参加した半年に一度の「パルス」調査によると、株価急落や経営体制の混乱、批判的な報道を背景に、フェイスブックの将来に楽観的な見方を示した人の割合は50%強と、前年の同じ時期に比べて32ポイント低下した。フェイスブックが世界をよくしていると回答した人の割合は19ポイント低下し53%となった。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は今月初旬の質疑応答で調査結果に言及。自身を含めた幹部陣が根本的な課題への対策を講じていると語った。