このところ、大手ハイテク企業は窮地に立たされているように見えるかもしれない。しかし、時価総額で再び世界最大の企業に返り咲くマイクロソフトを見れば、この規模を持ったハイテク大手がいかにしぶといかが分かるだろう。マイクロソフトが時価総額でアップルを一時的に抜いた要因としては、マイクロソフト株が年初から着実に値を上げてきた一方、アップル株が過去1カ月だけで19%近くも下落したことが挙げられる。両社の時価総額は今や約8500億ドル。マイクロソフトが前回、時価総額世界第1位となったのは2003年のことだった。マイクロソフトが首位を奪還した要因の一つには、同社が過去4年にわたり多くの重要な事業改善に取り組んできたことがある。しかし同時に、アップル、グーグル、フェイスブック、アマゾンとは一線を画しているということもあげられるだろう。その4社の時価総額は過去2カ月で約16%(約5500億ドル相当)も吹き飛んできた。
マイクロソフトが示すハイテク大手のしぶとさ
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