中国は米国との貿易摩擦解消を狙う新たな交渉ラウンドの開始に当たり、米国から輸入する自動車の関税を現行の40%から15%に引き下げることに合意した。中国の劉鶴副首相は米東部時間10日遅く、米国のロバート・ライトハイザー通商代表部(USTR)代表およびスティーブン・ムニューシン財務長官と電話協議し、自動車関税を引き下げると表明した。実施時期は不明だが、米国側は中国政府にできるだけ早期の譲歩を求めている。米中は今年に入り追加関税の応酬を繰り広げており、中国は米国から輸入する自動車への関税を引き上げていた。トランプ大統領と習近平国家主席は先にブエノスアイレスで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議の際に会談し、90日間の「停戦」期間を設けることで合意していた。
中国、米自動車の関税引き下げに合意
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