米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO、56)は、感謝祭の週末が終わろうとする中で苦境に陥っていた。複数の関係者によると、週明けにはホワイトハウスに米国内4工場の閉鎖と大規模な人員削減計画を通知する予定だった。バーラ氏は、実際には日曜(11月25日)の夜にドナルド・トランプ大統領に急いで電話をかけていた。リストラ計画の一部が少しずつ漏れたためにトランプ氏の怒りを招き、GMの取り組みの正しさを議会で説明するためにバーラ氏が自らワシントンを訪問することになった。ある関係者によれば、バーラ氏の電話はトランプ氏を「とても憤慨させた」。この関係者は、燃費基準の緩和やメキシコおよびカナダとの自由貿易協定の温存を「(自動車業界のために)してあげたと、大統領は感じているからだ」とし、「そのお返しがこれだ」と話した。
GMのCEOに圧力、リストラ巡りトランプ氏や議会
米国4工場の閉鎖と大規模な人員削減計画に超党派の怒り
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