堅調な米景気と、国民の分断を助長する大統領とを背景に、米国の先行きに関する国民の見方はまちまちになっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニュースが実施した最新の共同世論調査によると2018年は同国にとって「良好(good)」または「平均的(average)」な年だったと回答する人が過半数を占める一方、この国が誤った道を進んでいるとの回答も過半数あった。同調査によると、米経済が2019年に悪化すると回答した人は全体の3分の1に上った。先行きに慎重な見方を示す者がこれほど多かったのは5年ぶりのことだ。調査では、国の方向性や景気に関する見方が支持政党によって大きく分かれた。共和党支持者は満足感を示し、民主党支持者と無党派層は不満感を示した。