米フェイスブックのソーシャルネットワークは懐疑派を尻目に成長を続けている。ただし、大きいことはいいことだ、とは限らない。世界に約23億人のユーザーを持つソーシャルメディア最大手のフェイスブックは、2018年7-9月期に月間アクティブユーザー数が前年同期比10%増加した。10-12月期には9%増加したとアナリストはみている。同社は来週、10-12月期決算を発表する。その一方で、フェイスブックは個人情報漏えいや偽ニュース、選挙に絡む情報操作といった問題で果たした役割を巡り、相次ぐ厳しい批判にさらされていた。こうした問題が積み重なり、フェイスブック株は過去6カ月で30%下落した。見方を変えれば、フェイスブックはなお多くの友達を作っていると言える。ただ残念なことに、それは最高の友人とは言えない。