民泊新法の施行で合法民泊が本格スタートした。民泊の代名詞のエアビーに対して、楽天が海外の民泊仲介会社と提携し、猛攻勢をかけ始めた。先行者利益の獲得競争が始まった。
6月15日に開設した楽天ライフルステイの民泊仲介サイト。保健所に連絡し、認可の確認が取れたものを掲載している

 民泊新法が施行された6月15日、楽天ライフルステイが新たに、バケーション・ステイという民泊仲介サイトを立ち上げた。

 楽天の三木谷浩史社長は古くからシェアリングエコノミーに興味を持ち、日本で展開するチャンスを虎視眈々と狙ってきた。エアビーが2014年に日本で民泊仲介サイトを開設すると、新規開発のメンバーを中心に、勝てるビジネスモデルの研究を進めてきた。