――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  世界の政治にとってこれ以上に重要な質問はない。米国の世論は今後も積極的かつ戦略上的確な自国の外交政策を支持し続けるのだろうか? 東西冷戦時代とその後の25年間、この点に疑問が生じることはまずなかった。米国民が米国国外での優先課題について時に痛烈な議論になることはあっても、共和・民主両党には米国の国益を守るために継続的な関与が必要だとの幅広いコンセンサスが存在していた。  そのコンセンサスが今、揺らいでいる。