――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   中国の電気自動車(EV)メーカー、蔚来汽車(NIO)はこのところ投資家を大いに沸かせていた。だが低調な最新の業績見通しが現実を突きつけた格好だ。  ニューヨーク証券取引所(NYSE)では5日、引け後の時間外取引でNIOの米国預託証券(ADR)が18%急落した。1-3月期の売上高が前期比50%超の減少になる可能性を示したことが嫌気されたのだ。そのわずか10日前、CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」でNIOは順風満帆の「テスラ・キラー」として紹介されていた。