米グーグルはセクハラを告発されて退社した幹部2人に対し、退職手当として合計1億3500万ドル(約150億円)を支払うことで合意し、2人の退職理由を隠ぺいしていた。11日公開された訴状で明らかになった。セクハラ疑惑が持たれているのはモバイル用基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発責任者だったアンディ・ルービン氏と検索事業の責任者だったアミット・シンガル氏。ルービン氏は2014年、シンガル氏は16年にそれぞれグーグルを退社した。訴状によると、ルービン氏は部下の女性に性行為を強要したことなどを告発されていた。シンガル氏は酒席で女性社員の体に触ったとされている。グーグルの親会社アルファベットの取締役会では、ほとんど異議なしで退職金支払いが承認されたという。
グーグル、セクハラ疑惑幹部に退職金150億円
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