ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社インターコンチネンタル取引所(ICE)は、仮想通貨「ビットコイン」で決済する初の先物商品を上場させる計画だが、仮想通貨に対する当局の懸念により承認が遅れる事態となっている。ICEは当初、同商品を2018年11月に上場させ、仮想通貨の売買や保管など多様な機能を持つプラットフォームの基礎とする予定だった。だが現在も米商品先物取引委員会(CFTC)の承認は降りていない。承認が遅れている背景には、ICEの新会社「バックト(Bakkt)」の規制方法を巡り、双方の意見が割れていることがある。