米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、1-3月期(第1四半期)決算が期待外れだと株主に予告していた。24日の厳しい業績発表は、それでも投資家に衝撃を与えるはずだ。調整後1株損益は2.90ドルの赤字と、ファクトセットがまとめたアナリスト25人の予想下限より悪かった。売上高は45億ドルと、昨年10-12月期(第4四半期)から37%減少した。債務返済もあって、現金残高は期初の37億ドルから22億ドルに減った。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの会見で、テスラが「厳しいダイエット」の最中だと述べた。同社は4-6月期(第2四半期)について、1-3月期よりも納車が大幅に増えるにもかかわらず、赤字が続くと予想している。一方、設備投資はわずか2億8000万ドルと、7四半期連続の減少だった。
テスラの陰気な決算、株価の平穏は続かない
マスク氏は早急に売り上げを好転させる必要に迫られている
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