【ワシントン】ジョー・バイデン氏が2020年の米大統領選への出馬を正式に表明したことで、バイデン氏が副大統領として8年にわたり仕えたバラク・オバマ前大統領の功績を巡り、民主党内での議論が活発化しそうだ。  オバマ氏は依然、民主党内で高い人気を誇っている。背景には、医療保険制度改革(オバマケア)や地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」など、同氏が手掛けた看板政策がある。一部の世論調査によると、ナンシー・ペロシ下院議長や前回の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏らは、民主党内でオバマ氏ほど支持されていない。