――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  多くの従来型メディア企業にとって米ネットフリックスのような動画配信大手は従来型事業の存在を脅かすもの、死に神のように映っている。ところが、米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャストが置かれている状況はより複雑だ。消費者の「コードカット」によってCATV契約者が減っている一方で、エンターテインメントを存分に楽しむには高速接続が不可欠なため、インターネット契約者は増えている。  言い換えると、死に神は意外な贈り物を携えてやって来たのだ。  こうした状況はコムキャストの第1四半期決算からも見て取れる。