米連邦準備制度理事会(FRB)は5月1日まで2日間にわたって開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を据え置いた。主な経済活動の一部が1-3月期(第1四半期)に減速したと指摘している。FRBが公表した政策声明によると、当局者は先週発表された1-3月期米国内総生産(GDP)が予想を上回ったことよりも、家計支出や企業投資が鈍化していることに注目した。さらに、食料品とエネルギー品目を除いたコアのインフレ率がFRBの目標とする2%を下回って推移していることも指摘し、そうした状況が続けば憂慮すべき問題になり得るとの認識を示した。
米FRB、政策金利据え置き 支出鈍化や低インフレを懸念
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