米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、起債と公募増資を通じて最高23億ドル(約2570億円)の調達を目指す考えだ。四半期業績が市場予想を下回り、手元資金の薄さに警戒感が募る中での動きとなる。  テスラは証券当局への届け出で、増資によって正味で約6億4230万ドル調達する計画を明らかにした。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が1000万ドル相当の購入を検討しているという。それに加え、5年物のシニア転換社債13億5000万ドルを発行する計画だ。  引受会社が追加割当権を全て行使した場合、グロスの調達総額は約23億ドルになる可能性があるとしている。