経営者は「〇〇な心」を持たないと
令和のスタートは失敗する?
次は最後、4つ目のテーマです。
先に言っておきますが、このテーマを特に肝に銘じてほしいのが経営者の方です。
もし、あなたが会社の社長という立場で、新時代、会社をより大きくしていきたいと思うならば、必ず、今から言うことを実行してほしいところです。
では、発表します。
その4つ目のテーマとは、あなた自身が「信仰心」を持つことです。
「信仰心」というと宗教的なことをイメージしがちですが、実は、そんなことを言っているのではありません。
これは、「今の自分があるのは誰のおかげか」ということを自問自答し、感謝の気持ちを持つということに他なりません。
今、会社が存在しているのは誰のおかげなのでしょうか?
お客様のおかげ、社員のおかげ、株主のおかげ、関係者もろもろの“おかげ様”があってこそ、成り立っているのではないでしょうか。
もっと言えば、歴代の社長たちや、その代々の社長を支えてきた従業員たちがいなければ、今この瞬間の会社はなかったはずです。
そして、自分自身だってそうです。
親がいて、祖父母がいて、またその両親がいる。
人間は10代さかのぼると、1024人のご先祖様がいます。
そのうちの一人でも欠けてしまったら、あなたという存在すらありません。
大きな単位ですと、国だってそう。英雄と呼ばれる名だたる偉人たち。そして、神話にもあるように、たくさんの神様がこの国をつくってきました。
あなたの周りにいる人から、目には見えない故人や神様まで、そのすべてに感謝を述べることが八白の一年では大切になるのです。
なぜなら、八白の年は最も霊感が高まるとされるからです。
「山」を象徴する八白。山はご存知の通り、静岡の富士山や青森の恐山など「さん(ざん)」とつく山の大部分は霊山に区別されます。
それほど、山とは、目に見えない世界に通じる場所なのです。
そんな山を象徴に持つ八白の年だからこそ、目に見えない世界における大切なものを感謝する気持ち、すなわち「信仰心」を、人は持たねばならないのです。
あなたの身近の人に感謝をする気持ちを持てば、人は、あなたの未来づくりを手助けしてくれるでしょう。
逆に、感謝の気持ちがない指導者には、人はついてきません。
そして、ご先祖や神様など、目に見えない世界に感謝の気持ちを持てば、きっと、あなたがいざ窮地に陥ったときに不思議な力で助けてくれるかもしれません。
知っている方も多いでしょうが、こうした「信仰心」というのは、松下幸之助氏や稲盛和夫氏ら有名経営者など、ほとんどの名経営者が持っているとされます。
仲間に感謝し、先祖に感謝し、神様に感謝する。
もし、時間があれば調べてみてください。
彼らがいかに感謝の気持ちを忘れずに、信仰心を持って経営に臨んでいたのか。
数々のエピソードとともに分かるはずです(エピソードがたくさんありすぎるのでここでは割愛します)。
今年は特に、神社やお寺に参拝をする回数を増やしたり、お墓まいりに行ったりしましょう。自分の氏神様にはしっかりと感謝を述べておくことが大切です。