ソフトバンクグループは、インドで宅配事業を展開する新興企業「グローファーズ」への出資を拡大させた。世界最大の未開拓IT(情報技術)市場に進出する新たな動きとなる。グローファーズは15日、ソフトバンクのハイテク投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」から2億ドル(約220億円)超の出資を受けたと明らかにした。今回の資金調達ラウンドでは、タイガー・グローバル・マネジメントやセコイア・キャピタル、世界的に有名なIT投資家が参加したという。同社の共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるアルビンダー・ディンサ氏は、「事業拡大に向け多額の投資を行う」と述べた。サプライチェーンの強化に加え、サービス対象の都市も現在の13都市から増やすと語った。