ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施した調査によると、エコノミストの4分の3以上は米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手が利下げになると予想しており、その大半が秋までの実施を見込んでいる。5月の調査では、次の金利変更が利下げになると予想したのは約半数だった。ただ、すぐにも利下げが実施されるとみる向きはほとんどいない。今回の調査で利下げを予想していると回答したエコノミスト46人のうち、6月18〜19日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決まると予想しているのはわずか2人だ。40%近くは7月、約30%は9月の利下げを想定している。FRB当局者は昨年12月以降、政策金利のフェデラルファンド(FF)金利を2.25〜2.5%に据え置いている。ACカッツ・アンド・アソシエーツのエコノミスト、エミー・クルーズ・カッツ氏は、FRBは9月まで金利を据え置き、その後0.25ポイント引き下げる、との見方を示した。
FRBの利下げ、秋までの実施が濃厚=WSJ調査
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