飛行機のマイルは当然ながら墓場には持っていけない。しかし、マイルは遺族に残すことさえできないことが多い。多くの航空会社の規定では、マイルは会員本人が死亡した際に消失する。多くの航空会社が、時に数万ドルにも相当するマイル口座を閉鎖し、マイルを回収している。頼み込めば例外を認めてくれる航空会社もあるが、悲嘆にくれているときに面倒や不安が増えることになりかねない。また、マイルを相続人の口座に移行するのに手数料がかかり、大幅に価値が損なわれる場合もある。アメリカン航空とユナイテッド航空のマイレージプログラムの規約には、マイルは譲渡不可能と書かれている。ただし、会員が死亡した際は、死亡証明書や執行された遺言などの適切な書類を提出し、手数料を支払えば、航空会社の裁量によって譲渡を許される場合もある。両航空会社の広報担当者は、近年では手数料を徴収していないと述べた。ユナイテッドは、規約を改定して死亡時の手数料をなくす予定だと説明した。
死亡した家族の航空マイル、相続できるのか?
航空会社によって規定が異なり、マイルが無駄になることも
有料会員限定
あなたにおすすめ