イランが米無人偵察機を撃墜したことへの報復として、米軍が20日に同国への空爆を計画していたが、直前になり中止されていたことが分かった。米政府当局者らが明らかにした。空爆計画の詳細や突如中止された理由は今のところ明らかになっていないが、当局者らは軍事対応に出る可能性は残っているとしている。米国は20日、ドナルド・トランプ大統領が「(イランは)極めて大きな過ちを犯した」と発言するなど、軍事衝突へ徐々に近づきつつあるように見えた。だがその後は米国もイランも事態をさらにエスカレートさせる行為を控えている。トランプ氏も偵察機がイラン政府指導部の許可を得ずに撃墜された可能性に触れるなどしていた。米政府はこれまでに、イランが機雷を利用し原油タンカーを含む6隻の商船を攻撃したと主張。また両国はイランの核開発プログラムを巡っても対立を深めている。
米、イラン空爆を計画も直前に中止 無人機撃墜への報復
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