米国家安全保障局(NSA)が昨年、許可を受けずに米国内の通話やテキストメッセージを収集していたことが政府文書や関係者の話で分かった。不適切な通話記録の収集が明るみに出るのは2度目で、批判を浴びるNSAの電話監視プログラムに対するプライバシー懸念があらためて浮上した。この件はこれまで公表されていなかった。別件の通話記録過剰収集問題を受けて、NSAが2015年以降に収集した大量のメタデータ記録を消去したと発表してから数カ月後の昨年10月に発生した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、NSAの監視プログラムに関わる情報公開法「FOIA」の一環として米自由人権協会(ACLU)が入手した文書を確認した。
米NSA、また不適切に通話記録収集
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