ソフトバンクグループは間もなく新ハイテク投資ファンドに400億ドル(約4兆3000億円)を投じると発表する見通しだ。同社は10兆円ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の第2弾向けの資金調達を図っている。複数の関係者によれば、米ゴールドマン・サックス・グループと英スタンダードチャータードの出資を確保したほか、マイクロソフトと交渉中だ。また関係者らによると、ソフトバンクグループ取締役会は25日に新ファンドへの約400億ドルの投資を承認する見通し。同社は傘下の米携帯電話サービス大手スプリントを同業TモバイルUSと合併させる計画について、米政府の承認を得られる見通しになったばかり。スプリントを巡る取引が実現すれば、巨額の負債を切り離し、その分の資金を新ファンドに充てられるようになる。同社はコメントを避けた。