2020年の米大統領選に向けた民主党候補者による2回目の討論会が30日、2日間の日程でデトロイトで始まり、最初の10人が参加した。医療や移民や気候変動といった一連の政策分野で、民主党内に明確な分断があることが明らかになった。バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)とエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)は、自身の政策提案に全方面から放たれた批判をかわした。両氏を批判した議員の多くは、ひしめく候補の中で懸命に立ち位置を模索しており、今週の討論は国民にアピールする最後のチャンスになる可能性がある。9月に行われる次の討論会は参加条件が今回よりはるかに厳しい。候補者らは反ドナルド・トランプ大統領では団結しているように見えたが、攻撃のほとんどは互いの政策の違いを巡るものだった。中道派は、民主党がさまざまな有権者に訴えて本選挙を制するには現実的なアプローチをとる必要があると訴えた。