【ワシントン】米連邦準備制度理事会(FRB)は7月30・31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で2008年以来となる25ベーシスポイント(bp)の利下げを決めた。世界的な景気減速と貿易を巡る緊張の高まりを受けた予防的な措置を打ち出した。  FRBはまた、3兆8000億ドル(約410兆円)の保有資産の縮小について、従来計画より2カ月前倒しで8月1日に終了すると発表した。  会合では10人のうち8人が短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を2%〜2.25%のレンジに引き下げることに賛成票を投じたが、2人は金利据え置きを主張して反対票を投じた。