中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は中国南部の当地で開いた開発者会議で、グーグルの「アンドロイド」の代替になる新モバイル端末用基本ソフト(OS)「ハーモニー(鴻蒙)OS」を発表した。ファーウェイは国家安全保障上の脅威だとして米政府の禁輸対象に指定されたため、予備的な技術の開発を急いでいる。ファーウェイ消費者端末事業責任者の余承東氏によると、ハーモニーはスマートフォンを含む同社の全ての消費者向け端末への搭載を想定したもの。アンドロイドOSを採用し、人気の高いファーウェイのスマホは、5月の禁輸対象リスト入りで海外販売が打撃を受けている。ファーウェイは世界で最も多くのスマホに採用されているアンドロイドOSの利用を続けたい考え。だが必要とされる場合は、自社端末をハーモニーOSに「わずか1、2日で」切り替えられると、余氏は語った。
ファーウェイ、米制裁対策で新OS発表 「アンドロイド」代替用
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