ドナルド・トランプ米大統領と長年にわたり取引があったドイツ銀行は27日、同氏の納税申告書のコピーを含む財務情報を保有していることを米連邦控訴裁に対し明らかにした。  米下院情報特別委員会と同金融委員会はこれら資料の提出を求め、4月にドイツ銀に召喚状を送達。これに対してトランプ氏や親族は同月、ドイツ銀や同じく召喚状を受け取った金融大手キャピタル・ワン・ファイナンシャルに対し、委員会からの要請に応じないよう訴訟を起こしていた。だが5月には連邦地裁判事がトランプ氏側の主張を退け、これら召喚状は議会の権限に基づいて合法的に送られたものだとの判断を下した。