──薬剤師の採用状況はいかがでしょうか。

 私が社長に就任してから採用を強化しています。今年は64人。来年は100人、再来年は120人を採用したいと考えています。

──今年に入って自動で調剤を行う設備を千葉県松戸市の店舗に導入しました。

 国の方針により薬剤師の仕事は今後、地域医療の担い手として対物業務から対人業務に大きく変わります。

 これまでは薬品のピッキング作業などに多くの時間が取られていたが、薬剤師はより患者に向き合い、投薬指導などを行わなければならない。本来の仕事に専念するために機械化できる作業は機械化する。実際に患者の待ち時間の短縮といった効果も表れています。

──住友商事との連携は。

 約1億円の自動化投資は、住友商事の協力があって実現したことです。住友商事もヘルスケア事業に注力しており、トモズの重要性は増しています。

 例えばスーパーマーケットのサミットやケーブルテレビのジェイコムなど住友商事の他の事業会社と連携し、さまざまなヘルスケア事業を展開できる。トモズを核に総合商社の強みを発揮することが可能です。今は“オール住友商事”という感じで、かつてないほどスピーディーかつ緊密に連携が取れています。

 実は住友家の祖業も京都で始めた薬屋でした。ドラッグストアはいわば住友の原点といえるビジネスであり、そういう意味でもわれわれはプライドを持って仕事をしています。

とくひろ・ひでゆき/1969年生まれ。93年、京都大学経済学部卒業後、住友商事入社。2002年、住商ドラッグストアーズ営業企画グループ長。07年、同取締役。15年、トモズ常務。16年6月より現職。

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