準備預金というものは通常、はっきりとは認識されていない。それは銀行家やプロの投資家にとっても同様だ。しかしlink icon=none linkend=https://jp.wsj.com/articles/SB12696131808382783557304585557303566934646 type=EXTERNAL今週、この準備預金がニュースになった/link。準備預金の不足が、借り入れコストの重要な指標である「翌日物レポ金利」として知られる金利の急上昇を招いたからだ。これは憂慮すべき事態だ。なぜなら金融市場においてこの分野が関心を集めるのは、何かよくないことが起きている時だけだからだ。翌日物レポ金利は、銀行などの金融機関が極めて安全性の高い債券との交換で、互いに資金の貸し借りを行う際の金利であり、2%前後に落ち着いているはずだった。しかし、17日の同金利は一時10%にも達した。その基本的原因の1つは、市場に出回っている国債の量に比べて、準備預金が少なかったことだ。このため各銀行は、安全な政府債と交換する場合でさえも、他行への貸し付けにより慎重になった。
準備預金とレポ金利の急上昇:早わかりQ
多くの人は認識していないが、世界には2つのタイプのお金がある
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